こんにちは。らむねです。
相手の事をよく知っているつもりでも、実際は知らなかったという事があります。
思い込みや情報不足、色々な要素でこの「知ってたつもり」の問題は起きますが、
家族の中で、その「知ってたつもり」という事は無い方が良いですよね。
今回は、相手について「知ってたつもり」だった事で問題が起きた内縁関係の2人のお話です。
内縁関係のパートナーとの生活で、本当は「知らなかった」あの話……
水川嘉代子さん(44歳)と高山忠彦さん(38歳)は内縁関係で5年間一緒に暮らしています。
嘉代子さんには2人の連れ子がいたので、籍を入れるのはその子達が成人してから
という約束で、2人は「内縁」を選択しました。
薬剤師としてフルタイムで働く嘉代子さんと、タクシーの運転手をしている忠彦さんは
お互いの収入について話した事はなく、生活費はお互いが毎月決めた額を銀行に入れて管理、
その他のお金についてお互い何に使っているのか、という話はした事がありませんでした。
お財布が別の内縁関係の2人
嘉代子さんのお金の使い道と言えば、子ども達の習い事代や、
友人とのちょっとした食事代程度……あとは将来の為に貯金をしていました。
一方忠彦さんは、前妻との間にいる子どもの養育費と、趣味のバイクのローンで
毎月の余裕は、ほぼない状態……
口にこそ出しませんでしたが、嘉代子さんと生活をする事で、助けられている部分が
かなりあるのは明らかでした。
嘉代子さんは、「将来は一緒になろう」と言ってくれて、子ども達の事も可愛がってくれる、
そんな忠彦さんを、支える気持ちで一緒に生活していました。
内縁関係という形ではありましたが、普通の夫婦と何一つ変わらない生活、
お互いに干渉し過ぎないこの関係が2人には合っていると感じていました。
しかし、些細な事がきっかけで、2人に大きな危機が訪れます。
(2019.02.26)